鰆のカラスミ | |
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維新まで、香西浦でとれたすべての鰆(さわら)は腹を切り、取り出した卵巣(真子・まこ)をカラスミの原料として残らず松平家に納めた。
一般にカラスミの原料にはボラの真子を使うが、鰆の真子で作ったカラスミは讃岐特産として将軍家に献納された。その後明治の末ごろまでは、4〜6月の鰆漁の時期に多くの家庭でも作られていたが、近年は作り手がいなくなり、高松市兵庫町の「卯をじ」(近藤勝秀氏)だけが伝統的な製法を守っている。 引用) 立山信浩著 「笠居郷探訪」333ページ |
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