どんどやき | |
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小正月(1月15日)に行う火祭り。ドンド焼き、トンド、お火焚き(オヒタキ)ミカン焼き、左義長(さぎちょう)などとも呼ぶ。この日、朝早くから神社の境内や河原、池のほとり、浜辺などにしめ縄や正月の飾りを焼き、粥を炊いた。前日のカイツリでもらった米を炊いた粥は十五日粥といい、食べれば夏病みしないといわれた。トンドの火で燃やした書初めが高く舞い上がるほど字が上手になるともいった。また、焦竹を厠に(かわやに)挿せば病気にならず、灰を宅辺にまけばヘビが近づかないともいった。 *免場や町内のものが者が一つの火に物を投じ、炎をできるだけ高く揚げようとするために火がどんどん燃える。そのことからドンド焼きと言われたという。 *免場ごとに決まった場所(ドンド)で火を焚いた。火の粉が飛んでも火事にならないように、ドンド場は広い河原や海岸であることが多い。香西のドンド場は、本津が本津川の河原、天神がお天神さん(菅原神社)であった。 *平賀は宇佐八幡に注連(しめ)飾りをまとめておき、その年の12月10日(現在は12月第2土曜日)に焼いた。この行事をオヒタキと呼び、ミカン焼きをした。 *岩清尾八幡神社など、オヒタキを12月15日に行う神社も多い。 画像5枚目までは宇佐八幡宮で12月第2土曜日に行われる ミカン焼きの様子です 6枚目からが1月15日に行われる「どんどやき」の様子です 引用) 立山信浩著 「笠居郷探訪」524ページ |
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