香西の歴史・過去の建物
喜楽館 | |
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香西中央通りと本町通りの交差点南側にあった芝居小屋兼映画館。設立は大正末期といわれ、戦前は喜楽座という芝居小屋。戦後しばらくして映画館になってから喜楽館と改称したが、舞台も花道も残して芝居小屋としても使われた。坂口氏が経営し、香西町本津、レストラン城の西あたりに北向きに建っていた。 喜楽座時代、正面入り口の右側が木戸口。左側が入場券売り場と下足番のいる履物脱ぎ場。左手に花道があった。二階は緩やかに傾斜したタタミ席。格子天井には役者絵などが鮮やかに描かれていた。 建物の外部は正面に太鼓櫓があって、芝居のある日には、綱井さんという方が櫓に上がって触れ太鼓を打った。喜楽館になって後、昭和30年代に一階が椅子席に変わったが、二階のタタミ席は残った。 昭和40年代に東臨港線の開通に際して道路拡張に掛かり廃業。 引用) ※立山信浩著 「笠居郷探訪」209〜211ページ |
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