伝統ある建物や場所・神社・仏閣
玉姫神社 | |
---|---|
香西北町。芝山の北参道登り口にある小祠。戦後間もなく、芝山地区の総意により地区内の二つの小祠を合わせて創建。小祠の一つは大正初期以後、芝山周辺の人たちでお祀りしていた玉彦さんとよばれる木製のご神体。もとは神在川窪の船主が船先に流れ着いたものを持ち帰り、祭っていたものだという。
もう一つは、林田秀雄氏宅の裏にあった小祠で、源平の時代に芝山の浜に流れ着いた姫君を祀ると伝えられてきた。(傍らにあった大友家の文字のある墓石は、現在も林田氏宅裏にある。) この二つの小祠を合祀する際、玉彦さんの名称が消え、神社は玉姫神社と名付けられた。玉彦を玉姫に変えた事業は不明。現在のご神体は、玉彦という文字が記されていたそれまでの古い木製のご神体ではなく、自然石。 *拝殿の裏に古い五輪塔が十数基散在。そのうちいくつかは、玉姫神社創建以前からあったものだが、その後香西各所から持ち込まれて数が増えた。いずれもいつの時代のものか不明。 *神社の南に二基の墓石あり。うち1基は天保8年(1837)11月23日久間屋利左衛門、他の1基は弘化3年(1846)3月6日久間屋佐太郎とある。 引用) ※立山信浩著 「笠居郷探訪」472〜473ページ |
|
※お地蔵さんマークの位置、もしくは周辺です.※[+]クリックで拡大、[−]クリックで広域を表示します.
|
|
※画像クリックで拡大します.
|
|